きっかけ

学芸員の数ある仕事の中で、私のレスターの同期の中で人気の分野はEducation教育です。

ビジター調査を行って来館者の特徴を掴み、いかに来館者に有益な展示やプログラムを用意して役立ててもらうか…というような事に注目して研究する分野です。

一方、私の専門としたい分野はコレクションケアです。

イベントやプログラムを作成したり、来館者と実際に触れ合ったりする機会が多い分野の人気が高い中、なぜコレクションケアなの?と聞かれることがあります。お答えしましょう!笑

私は小さい頃は、遺跡や恐竜の骨などの発掘調査に憧れていて、考古学者になりたかったんです。(今でもその憧れは持ち続けています)

そんな私が、発掘することからコレクションを守る方に注目するようになったきっかけは、「虫入り琥珀」を見たことでした。

詳しくは忘れてしまったんですが、恐竜がいる時代の琥珀だったと思います。その琥珀の中の虫が、今にも動き出しそうなほど本当に綺麗に閉じ込められていて。

ほぉ〜!これ恐竜時代にいた虫なのかぁ〜

と思った時に、ふと「え、それって凄くないか?」って急に思ったんです。

それまでも散々、恐竜の骨とか見てきたけど、そうじゃなくて、生きてるときのままの姿をしている琥珀の中の虫を見たときに、遥か大昔のモノが今目の前にあるという奇跡の凄さに気付いちゃったんです!

骨でも植物性のモノでも土器でも何でも、形を残したまま現代まで残っているということは奇跡です。あらゆる原因によって粉々になったり、土に還ったり、消えてしまうのが普通でしょう。

しかし、とんでもない偶然の積み重ねで、木製のモノが水分を含んだ土の中でも腐らずに残っていたり。大昔に木から落ちた葉が、今散ったばかりのように青々とした状態のまま見つかったり。そういうミラクルが起こったことによって、今私たちが博物館で見ることが出来るわけです。

そんなミラクルの結果、現代まで残ったモノたちを、今度は私たちの手で出来る限り後世まで残していきたい…という思いが生まれ、コレクションに関わる仕事に憧れるようになりました。

モノを守る人がいなければ、失われてしまいます。展示するモノがなければ、博物館は存在しません。

そういった意味でも、コレクションケアは博物館の中でも非常に重要な仕事だと思います。

コレクションにとっての完璧を実現するには、予算とか、環境とか、予算とか、設備とか、予算とか、いろいろ難しいんですけどね〜

コレクションの世界も面白いですよ!

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