Kamikaze

神風という言葉がありますよね。辞書を引くと、本来は神の威徳によって起こるという風のことを指します。

普段使うような言葉ではないと思いますが、ギリギリの状態が奇跡的に覆ったときなどに「神風が吹いた」という感じで使ったりする印象があります。

一方で、海外ドラマを見ていると、”Kamikaze”という言葉がサラッと出てくることがあります。もちろん別に歴史ドラマという訳ではなく、若者向けの学園ドラマなど普通のドラマにです。

ここで使われるKamikazeは「Reckless (無謀、向こう見ず)」という意味です。

イギリス人の友人によると

命の危険を顧みず、わざわざ車ギリギリに飛んでいる鳥に対してKamikaze birdと呼ぶ

のだそうな。しかしKamikaze birdとは凄い響きだな…

この意味としての使い方はもちろん、第二次大戦末期の特別部隊「神風特攻隊」の作戦に由来しています。

自分の命を顧みず、機体ごと敵機に体当たりする作戦は無謀であり向こう見ずだった、とする考えからできた意味です。

この使い方は日本の広辞苑などにも載っていますが、私たちが使うことはほぼないですよね?

無謀を意味する言葉はRecklessや他にもあるのに、Kamikazeという言葉が定着して実際に使用されているというのは何とも不思議です。

そしてこのKamikaze、近年また新たな使い方があるそうなんです。

それは自爆テロ。

欧米諸国でKamikazeを自爆テロという意味で使うことがあるそうです。欧米人は、神風特攻隊と昨今の自爆テロを重ね合わせているということなんでしょうね。

この事実を知って、なんだかとても傷付いてしまった私です(笑)だって、罪のない人を無差別に大量に殺害する、卑劣極まりない自爆テロが、日本のKamikazeという言葉で語られるなんて…

Samurai、Sakeなど日本の言葉がそのまま英語の単語として使われる例は沢山ありますが、Kamikaze、私的にこれはちょっと残念です。

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