12日目

本日は昨日スプレーしたキャラバン床をチェックし、微妙に乾き切っていないものの、床に直接置かない小道具を戻そうと言われました。

が。

作業室に行ってさぁ小道具を運ぼう!としていたところ、やってきた上司に昨日手入れの続きをしていた子供用の車の進み具合はどう?と聞かれたので、一通り掃除も薬品塗りも終わったと伝えると、金属部分の手入れ用の特殊な薬品があるから、それで綺麗にしてと。

え、小道具は??って感じだったけど、すでに上司がその薬品を用意して手本まで見せだしたのでもうダメ。

今日は一日中、金属部分の手入れをやりました。

薬品を歯ブラシにちょこっとつけ、それで錆とか汚れでくすんでる金属部分を擦り、5分くらい経ったら布で拭き取るという作業です。

これをすることにより、

  • ピカピカになる
  • 錆が少し落ちる
  • 今後の錆の予防

という効果があります。


写真は以前のものですが、タイヤ部分のカバーのようになっている黒い金属部分わかります?

上司が手本を見せてこの黒い部分を薬品で軽く擦ると、歯ブラシが真っ黒に。布で拭き取ると布が真っ黒に。

つまり薬品によって元の色が落ちちゃってる訳です。

コレクションの色が落ちるという事は、この薬品は使用するに相応しくないということです。普通なら他の部分だけに使用し、色落ちしてしまう部分は避けて別のケアを考えるべきではないでしょうか?

少なくとも私はそう思ったので、この部分は止めた方が良いのではと聞きました。しかし、自分でも「色落ちしてる。これは良くないサインだな」とか言っておきながら、「でも薬品使わなかったら、どうせ錆びで汚くなるからいいでしょ」とそのまま続行。

えぇ〜…と思いながらも、仕方なくやりました。色が剥げるまでにはならなかったので良かったです。

また昨日マイケルという別のスタッフに言われた、保存状態の悪い部分を写真に撮って記録するという話をしたところ、「記録しなくても、もっと酷くなるのは分かってるけどね。マイケルが湿度調節の対策をしないから」としっかり文句を言いながらも、ケアが終わった後に写真で記録することになりました。

はっきり言って、温湿度管理はコレクションケア担当の役割です。仮に大掛かりな装置などは費用面などから使用が難しいとしても、展示品に乾燥剤を置くとか、特に湿気に弱いものはケースに入れて管理するとか、少しでも効果のある方法はいろいろとあるはずです。

そういうことをやってもいないのに文句は言うわ、酷い状態のコレクションをそのまま展示し続けるわ…ちょっと問題ではないかなと思います。

このインターン終了後、私たち実習生は実習先の博物館の問題点と、実際に取り組める現実的な解決方法を提示して小論文としてまとめる課題が出ています。

この課題に役立つ問題点がありすぎるくらいあるので、最後のエッセイは楽しんで書けると思います(笑)

子供用の車の手入れは明日に続きますが、そろそろキャラバンを終わらせたい今日この頃。

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